有価証券報告書で賃上げを「リスク」「懸念点」と放言するスシロー
- 回転寿司ユニオン
- 12 時間前
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スシロー親会社のF&LCの2024年度有価証券報告書(https://www.food-and-life.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/2024%E5%B9%B49%E6%9C%88%E6%9C%9F-%E6%9C%89%E4%BE%A1%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8.pdf)では、次のように述べています。
有価証券報告書で賃上げを「リスク」「懸念点」と放言するスシロー 「近年我が国において、賃金が継続して上昇傾向にありますが、この点も企業経営上のリスクになります。日本政府により継続的な賃上げ方針が示され、日本経済団体連合会が賃上げに前向きな姿勢を示すなど、今後も賃金の引上げが継続的に行われることが見込まれます。2025年には大阪万博を控えて特に賃金上昇の可能性が見込まれることも、懸念点です。」
業績がきわめて好調であるにもかかわらず、適正な賃金を従業員に支払ってはたらきやすい職場をつくることを拒むどころか、それを「リスク」「懸念点」などと公然と言い放つ会社の姿勢は、断じて容認できるものではありません。
はま寿司は「賃上げにより消費活動の回復が期待」と積極評価
なお、たとえば同業他社であるはま寿司を運営するゼンショーの有価証券報告書にはこんな記載は当然なく、むしろ賃上げ傾向を「消費活動の回復が期待」と積極評価しています。こういう姿勢の違いが、各地でスシローの賃金がはま寿司より50円も100円も低い現状を生み出しているのでしょう。

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