スシロー「働きやすい環境づくり」一斉休業にたいする回転寿司ユニオン声明
- 回転寿司ユニオン
- 4月14日
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スシロー「働きやすい環境づくり」一斉休業にたいする回転寿司ユニオン声明
回転寿司ユニオン
私たちは、「スシロー」などの回転寿司店ではたらくパート・アルバイトでつくる労働組合です。「スシロー」運営会社は、「働きやすい環境づくり」を目的として、5月13日および14日を一斉休業にすることを発表しました。しかし、スシローではたらく私たちとしては、以下の理由から、全面的に歓迎することはできません。
スシロー店舗ではたらく従業員のうち、正社員は1店舗あたり2~4人ほどしかおらず、残りの50~120人以上は、すべてパート・アルバイトです。このパート・アルバイトは、シフト制労働者であり、店舗の休業日が発生すると、必然的に労働日数が削減されます。これは、シフト制労働者にとっては、収入の減少を意味します。
このため組合では、過去の一斉休業時にも、従業員に休業手当を支払うよう求めてきました。これに対して会社は、「一斉休業日には誰のシフトも入れておらず、所定労働日ではないため、休業補償を支払う義務はない」として、これを拒否しています。
しかし、従業員の中には、事実上はたらく曜日や時間が固定されている者も多くおり、「一斉休業日にはシフトを組んでいないから、休業補償を支払わなくともよい」とする会社の姿勢は、到底納得できるものではありません。
このため、生活がひっ迫している従業員は、一斉休業で勤務が削減された分を、他の曜日に振替えるなどしており、これでは結局、総労働時間は変わらず、会社の言うような「働きやすい環境」になっているとは言いがたいと考えます。
そもそも会社は、私たちの賃上げ要求にゼロ回答や低額回答を続けるばかりか、パート・アルバイト従業員のストライキには、他県の正社員などを大量に動員する「スト破り」で対抗しており、「働きやすい環境づくり」をめざすのであれば、従業員や組合の要求に誠実に応え、「生活できる賃金・はたらきに見合った賃金」を支払うことが不可欠です。
会社には、これらを踏まえたうえで、一斉休業のあり方を再考することを、強く求めます。
2025年4月14日
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