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カフェ・ベローチェ従業員、緊急事態宣言期間中の過重・危険労働に対して1時間当たり300円の特別手当の支払い求める

 カフェ・ベローチェの従業員は、緊急事態宣言期間中、自粛ムードのなか利用客が減らず満席が続く店内のなかで感染リスクにさらされていました。また利用客が減らないにもかかわらず人員削減されることで過重労働を強いられていました。

 

 飲食店ユニオンは、カフェ・ベローチェを経営するシャノアール株式会社に対して、緊急事態宣言期間中の労働時間1時間当たり300円の特別手当を店舗従業員に支給するよう求めています。

◆感染リスクにさらされながら過重業務を強いられた店舗従業員たち

 大手カフェチェーンやファストフードが店舗休業や店内飲食禁止といった措置を実施する中、カフェ・ベローチェは営業を続けたために利用客が集中し、その結果自粛ムードにも拘らず利用客が減りませんでした。他方で、会社が人件費削減のためとして通常3人で店舗を回しているところを2人体制に人員削減したために、1人当たりの業務量が激増していました。

 

 会社は、4月の売り上げは前年同月比の5割強に減少していたことから業務量は減っているはずだと主張していますが、きわめてずさんな主張です。というのも、ベローチェの通常の営業時間は7時から22時でしたが、緊急事態宣言期間中は7時から15時の時短営業しており、営業時間は通常時の53%に減少していたのです。売上高は前年同月比5割強ですが、営業時間は53%になっているので、1時間当たりの売上高は変わっていないばかりか、漸増していることになります。

 

 加えて感染対策の観点からお冷や砂糖・ミルクなどはセルフサービスから従業員がカウンターから手渡しするように取り扱いが変更されていました。またトイレ掃除も通常よりも念入りに行うなど、なすべき業務自体も増えていたのです。

 

 人員体制を削減したために生じた従業員1人当たりの業務量の増加は明白であり、これについてはきちんと手当が支払われるべきです。

 

 利用客集中の結果カフェ・ベローチェは満席状態が続いていました。マスクをとって食事やおしゃべりをする利用客と従業員が店内に閉じ込められ、従業員は強い感染リスクを感じながらの業務を強いられていました。また感染リスクに過敏になっている利用客からのクレームも増えており、この点でも通常以上のストレスを強いられていました。こうした感染リスクやそれに付随するストレスにも特別な手当が支払われるべきでしょう。

◆従業員に「クオカード2000円」??

 飲食店ユニオンの要求に対してシャノアール株式会社は、「3-5月に働いた従業員に一律にクオカード2000円分を1枚支給する」と回答しました。感染リスクと過重業務にさらされながら緊急事態宣言期間中店舗を支えてきた従業員に対して、「クオカード2000円」のみとは極めて不十分です。また従業員の労働時間にかかわらずに一律に2000円支給するというのも不公正です。当組合としては、緊急事態宣言期間中に働いた従業員にその期間の労働時間1時間当たり300円の特別手当の支給を求めます。

 カフェ・ベローチェはアルバイトによって支えられています。組合員が在籍する店舗には15人の従業員がいますが、そのうち正社員は1人だけ、あとは全てアルバイトです。本社勤務の社員がテレワークで感染リスクを回避しているなか、この最低賃金すれすれの時給で働くアルバイトたちが感染リスクにさらされ過密労働を強いられながら、緊急事態宣言期間中のシャノアール株式会社を支えてきました。


 そのアルバイトたちに「クオカード2000円」のみとは、あまりに理不尽ではないでしょうか。飲食店ユニオンは緊急事態宣言期間中の労働時間1時間当たり300円の特別手当の支給を求めていきたいと思います。 【飲食店ユニオン コロナ関連労働相談ホットライン】 日時:毎週火曜日・金曜日17:00~21:00 電話番号:03-5395-5359 *相談無料・秘密厳守

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