ユニオンで以下の成果を勝ち取りました!!
ー今後は着替えを勤務時間内に行わせるよう運用を改善する
ー組合員には過去に遡って着替え時間の未払い賃金を支払う
全社的な着替え時間の賃金管理の運用改善と、組合員への未払い賃金の支払いを勝ち取[a]りました!
ユニオンではこれまで、フジオフードシステムに対して「着替え時間の賃金の支払い」を求めてきました。そして先日、全社的な着替え時間の賃金管理の運用改善と、組合員への未払い賃金の支払いを勝ち取ることができました!
会社の主張
これまで会社は、一貫して「着替え時間は労働時間ではない」と主張しており、「更衣室での着替えを義務付けているわけではなく、制服を家から着てきても構わない」と発言してきました。しかし、入社時にマネージャーから直接更衣室で着替えるよう指示がされています。また、制服を家から着てくることは飲食店として衛生的にも不適切なのではないかという質問に対しても、「そうですか?それでこれまで何か問題が起きたとかあるんですか?」などと大変無責任な回答をしており、労働者にだけでなく、店の利用客にも非常に不誠実な態度です。
労基署の是正勧告も軽視
交渉が決裂したために、労働基準監督署に申告をした結果、「制服への着替え及びそれにかかわる移動時間も労働時間として賃金を支払うこと。また、過去2年間に遡り未払い賃金を支払うこと。」という是正勧告が出されました。
それでもなお、会社は自らの主張を撤回しようとせず、なんと団体交渉で「労基署労基署言いますけど、一監督官の判断に過ぎない。」と発言し、労基署の勧告すらも軽視する姿勢を見せたのです。
会社の姿勢が一変
しかし今回、今後は着替えを出勤時はタイムカード打刻後に、退勤時はタイムカード打刻前に行うよう、運用を改善させることができたことに加え、「解決金」としてではありますが、組合員には過去分の着替え時間の賃金を支払うことで和解を提案するという譲歩の姿勢を引き出すこともできました。
労基署の是正勧告をも軽視し、未払い賃金を支払わないという硬直的な姿勢から、着替え時間の運用改善、そして会社からの解決金支払いの打診という形にまで持っていけたことは、間違いなく組合の継続的な働きかけの結果であり、大きな成果だと言えます。
今後の動き
もちろん、組合としてはやはり着替え時間は立派な労働時間だと考えるので、「解決金」ではなく「未払い賃金」として、過去の分も含めた全労働者への支払いを求めていきます。これは、特定の組合員の個人的な要望ではなく、全労働者にかかわる労働問題だからです。組合が求めるのは、フジオフードシステムの全社的な労働環境改善であって、組合員だけが解決金を勝ち取って終わり、というわけにはいきません。
フジオフードシステムで働く労働者の皆さんもぜひ組合に加入し、未払い賃金を勝ち取りましょう!!
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