回転寿司ユニオンでは、9月20日付で最低賃金改定を受けた賃上げの要求書を会社に提出しました。スシロー会社のパート・アルバイトの賃金は最低賃金に張り付いたものがほとんどであり、中には現行の賃金が改定最賃を下回ることでやむなく賃上げがなされる店舗も観測していますが、そうでない店舗でも、現下の賃金はあまりにも安すぎるため、大幅な賃上げは不可欠です。
要求書では、徳島県での目安額を大きく上回る最賃改定などに触れて「引き続き大幅な賃上げを必要とする情勢が継続している」ことを指摘したうえで、「現在の最低賃金額は「通常の事業の賃金支払能力」(最低賃金法9条2項)が要件の一となっており、このため最低生計費を大きく下回るものとなってい」るところ、スシロー会社は「業界でも首位の大企業であり、率先して社会的責任を果たすべきである」として、「すべての店舗において、最賃引上げ額を大幅に上回る賃金改定を行なうこと」を求めています。
また、「賃金が生活水準とくらべて安すぎる」という論点のほかに、「スシローの仕事は忙しすぎるので、最賃やそれに張り付いた賃金では安すぎる」という論点もあります。これについては、いかに現場の労働実態が苛酷であるかを会社にぶつけるたたかいが必要となります。そのためには、1人でも多くの従業員のみなさんの生の声が有効です。ぜひ組合に現場の実態をお寄せください。
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